第13回 「中断のおわびと再開について」
2021年12月12日
私の怠慢から、この掲載を随分長い間お休みにしてしまい申し訳ございませんでした。ご愛読(?)されていた皆様には大変ご迷惑をお掛けしてしまいました。実は、この「健康エピジェネティックネットワーク(健エピネット)」をもっと発展させ、NPO法人化することを側面から応援するために。副代表の私と事務局長の堀谷さんとの二人で「合同会社環境エピジェネティクス研究所(LEEG)」の設立に力を注いでおり、そのためにこのエッセイの掲載がお留守になっていました。
また研究会組織として「環境エピゲノミクス研究会(EEG)」という会が、以前から存在していまして、いささかまぎらわしいのですが、これらの組織ともに有機的に連絡を取り合って、日本における「環境エピジェネティクス」の発展・普及にいささかでも貢献することが私達の願いです。どうか皆様には、これらの事情をご賢察のうえご支援いただきます様にお願い申し上げる次第です。
今回の「新型コロナ禍」においても、さまざまな面でエピジェネティクスが大きく関与していることが明らかとなり、エピジェネティクスの重要性がますます認識されました。またウィルスそのものは人の健康にとって大きな環境因子の一つです。私達は改めて「環境エピジェネティクス」が如何にヒトの健康や疾患に関与しているのかを体験したことになります。日本では「新型コロナ禍」は表面的に鎮静化しているようにも思えますが、新しい「オミクロン株」の出現によってふたたび蔓延化する可能性も示されております。この問題に関しては、いづれ改めて考えてみたいと思います。
これまでに「エピジェネティクス」の基礎的な面を10回程度の掲載しましたので、次回からはあるテーマに関する「環境エピジェネティクス」について総合的にご説明してゆく積りです。次回からは、最近さまざまに問題となっており、また皆様がご興味をお持ちの「性」の問題に関してお伝えいたしたいと思います。
今後とも、この「健康エピジェネティックネットワーク」をご愛読いただきますよう、重ねてお願いいたします。
2021.12.12